映画ルパンシリーズでも評価が高い
『ルパン三世カリオストロの城』は
何度見ても面白いですよねー。
モンキー・パンチ原作アニメである
本作品は、実は宮崎駿監督にとって
映画初監督作品でもあります。
主題歌「炎のたからもの」で始まる
冒頭の哀愁ただよう空気や、ルパン
と次元が愛車フィアットを乗り回し、
激しいカーチェイスをするなど見所
がありすぎますよね！
"クラリスは理想の嫁！"なんて思う
男性ファンも多いんだとか（笑）
そんなルパン三世カリオストロの城
のストーリーで重要な鍵を握ってる
ゴート札の存在が気になります。
作品中でも、設定がかなりリアルに
描かれてることから、元ネタが実在
しているのではないかと気になった
ので調べてみることにしました。
.
ルパン三世カリオストロの城とは？
今さらながら、ルパン映画シリーズ
カリオストロの城の情報について。
1979年12月に公開された不朽の名作
といわれ、アニメ「ルパン三世」の
劇場映画第２作。
スタジオジブリの創立者でもある
宮崎駿監督の映画デビュー作です。
世界で一番小さな国連加盟国である
カリオストロ公国を舞台にしており、
幻の偽札、と呼ばれるゴート札の謎、
ルパンとヒロイン役であるクラリス
の物語が描かれています。
わたしが一番好きなシーンは、
大量の札束をファサー＼(^o^)／
なんだか景気がよさそうで、見てて
気持ちいいんですよね（笑）
.
カリオストロ伯爵は実在の人物がモデルだった！
そんな本作のルパンの敵役となった
カリオストロ伯爵は、実在の人物が
モデルだということが判明してます。
名前：アレッサンドロ・ディ・カリオストロ
本名：ジュゼッペ・バルサモ
生没：1743年～1795年
出生地：シチリア島パレルモ
医師、錬金術師、山師、など多くの
肩書きを持ち、上流階級に紛れ込み、
低い身分から機会を見てのし上がる
姿から、アヴァンチュリエ（山師）
とも呼ばれてたそうです。
彼の人生の主な出来事をまとめると、
☑ 少年時代に修道院を追放されたあと、ギリシャ人錬金術師アルトタスの弟子となる
☑ 美貌を持つ妻を美人局させながら、ヨーロッパ各地を転々とする
☑ 多くの偽名を使って社交界に潜り込み、胡散くさい商売を繰り返す
☑ マリー・アントワネットを巻き込んだ有名な詐欺事件「首飾り事件」によって名声を失う
☑ ローマ法王庁に逮捕され、終身刑を言い渡される。1795年に獄死。
作品内のカリオストロ伯爵のゲスさ
も去ることながら、実在した人物も
なかなか壮絶な人生ですよね（笑）
そんな彼が映画内のストーリーで
密造に手を染めていた偽札である
ゴート札には、元ネタが実在する
のか気になります
.
偽札「ゴート札」の元ネタのモデルは実在した？
映画内で、ゴート札についての説明
をしたルパンの言葉を引用すると、
「かつて本物以上と讃えられたゴート札の心臓部がここだ。中世以来、ヨーロッパの動乱の陰に必ずうごめいていた謎のニセ金。ブルボン王朝を破滅させナポレオンの資金源となり、1927年には世界恐慌の引き金ともなった歴史の裏舞台ブラックホールの主役ゴート札。その震源地を覗こうとした者は一人として帰って来なかった…」
なかなか好奇心をくすぐられる語り
ですよね♪
ただ、歴史上に「ゴート札」という
紙幣は存在しておらずフィクション
だということが判明してます。
ちなみに"ゴート"は古代ゲルマン系
の民族である"ゴート族"を指してる
ようでローマ帝国の軍勢と戦って、
壊滅的打撃を与えたこともある精強
な軍を持つ民族でした。
「カリオストロの城」の舞台モデル
は現在のリヒテンシュタイン公国と
いう、西ヨーロッパの小国家ですが
観光立国でもあり、記念切手の発行
など印刷技術が優れた国ということ
でも知られています。
金融課税を低くして先進国の大企業
の税金避難地「タックスヘイブン」
が行われる国としても有名です。
・実在したカリオストロ伯爵の人生
・リヒテンシュタイン公国の印刷技術
・国家的な金にまつわる政策
これらの背景を、宮崎駿監督たちが
想像をふくらませてストーリー設定
に組み込んだのかもしれません。
ルパン三世カリオストロの城の魅力
は、こういった実在した人物や逸話
をうまく融合させた世界観を作った
ことにあるんでしょうね(ﾟ∀ﾟ)
.
★コチラの記事もどうぞ！★
-
-
ルパン三世カリオストロの城のモデル場所は３つの国？クラリスのその後もネタバレ！
引用元：http://d.hatena.ne.jp/type-r/20161015 「ルパン三世カリオストロの城」は 金曜ロードショーで ...